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慢性腎臓病慢性腎臓病

CKDとは3ヶ月以上、尿蛋白、尿潜血陽性などの尿検査の異常、腎機能を表す糸球体濾過率(GFR)が60ml/min/1.73m2未満が続く状態をいいます。推定糸球体濾過率(eGFR)は血清クレアチニン、年齢、性別がわかれば、どなたでも調べて評価することができます。

尿蛋白が出たり、腎臓の機能が低下する病気としては糖尿病がとても有名ですが、腎炎、高血圧、お薬(とくに痛み止め薬)などでも起こります。

最近CKDが非常に注目されています。それはなぜかといいますと、腎機能が低下している日本人はかなり多いことがわかり(eGFRが50ml/min/1.73m2未満は約420万人存在すると考えられており、全国民の約25名に1名の頻度であることがわかってきました) 、かつ心筋梗塞などの心臓の病気、脳卒中などが起こりやすい事がわかってきた事が原因としてあげられます。

腎臓は体外に老廃物を排泄するだけでなく、水分をたくさん摂取したとしても体重が増えたり、むくまないように体内の体液量を調節したり、体内のナトリウムやカリウムなどの濃度や、血液のpHを一定に保つように調節し、血液を造るホルモンを産生しています。そのため腎機能が低下した場合には、むくむだけでなく、貧血になったり、高血圧になったりします。

しかし腎臓病の特徴は無症状のうちに進行し、末期になってはじめて、症状が出現することがよくあります。そのため無症状でも検尿では異常をきたすことがよくありますので、身体に何の異常もなくても、尿検査異常だからといって軽視せず、必ず医療機関を受診することが大事です。

腎臓病は何も治療がないと思っておられる方が少なくないと思います。しかし様々な研究の結果、腎臓病の中でも状態によっては治る病気もあり、また腎機能が低下した場合にでも、塩分やたんぱく質を制限する食事療法や、血圧を適切に管理することなどで腎機能の悪化をおくらせることも可能になっています。

当院では、外来、病棟、透析室にそれぞれ腎専任の看護師がおり、また栄養士、薬剤士などのスタッフと協力し、治療にあたっています。希望があればもちろんのこと、治療必要と判断した場合にはCKD教育入院もおこなっていますので、腎臓のことが心配な方は一度当院までご相談ください。


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